世界のウイスキー

およそ700種類に及ぶ世界中から集められたウイスキーのテイスティングノートや情報はこちらからご覧いただけます。現在は多くのテイスティングコメントを皆様にお届けするために、バッチ(製造年)違いである同一商品のテイスティングも掲載しておりますので、現在発売されているウイスキーの評価とは限りません。予めご了承ください。

テイスティング

Whisky Magazine ではウイスキー専門家、作家、愛飲家によるテイスティングを毎号開催し、その情報を皆さんにお届けしています。

推奨ボトル

テイスターが判定したポイントの規定によってSilver Recommended(銀賞)もしくは Gold Editors Choice(金賞)が毎号決定します。


J.P. ワイザーズ ホップトウイスキー    40.0%

  • 蒸溜所名: コービー・スピリット・アンド・ワイン
  • 地域: トロント
  • 価格帯: -25
  • 入手可能場所: カナダ
  • 掲載号:134号

クリス・グッドラムSCORE8.7

香り
かなりコーヒーのような印象が強く、ほとんどポットスチルのようにスパイシーな香り。シェリー由来のかすかなドライフルーツ香が、樟脳や青々としたハーブ香とともに現れる。エッジの効いた土っぽさがあり、グレーンウイスキーのようにドライフルーツやココアパウダーの香りが立ち上がってくる。
ほのかに甘いジューシーなドライフルーツ。かすかにカモミールとジュニパー。グレーン風味が押し寄せてくると、舌の中央にやや硬質な感触がある。それでもドライフルーツとバニラの風味が立ち向かってバランスをとる。
フィニッシュ
フィニッシュには好ましい長さがあり、バニラのアクセントがあるドライフルーツの風味が持続する。軽くコーヒー風味があり、ハーブとチョコレートパウダーを感じさせる後味。
コメント
ブラインドテイスティングをすれば、誰もがスコットランド産のグレーンウイスキーと間違うだろう。

ジョエル・ハリスンSCORE7.1

香り
香りはラムやVS等級のアルマニャックにも似ている。アグリコール的とでもいうべきか。グラッパのような感触もあり、野草の花々の匂いもする。
水っぽい赤リンゴジュース、やや甘すぎる紅茶、かすかなスパイス。直接的で繊細さはない。
フィニッシュ
フィニッシュでも甘味が主張し続ける。
コメント
スタイルに混乱が見られる。